第250話 人事制度に賛成する社員は1人もいない

ダントツ日本一の人事制度支援数
過去20年間で支援実績1,409
042-542-3631
お問い合わせ 資料請求

第250話 人事制度に賛成する社員は1人もいない

2025-03-19

弊社が行っているグループコンサルティング「成長塾」に参加される経営者は「社員のために人事制度をつくろう」と、みなさん笑顔で参加されます。

しかし、その一方で社員は会社が人事制度の構築や見直しを始めたことに対して肩を落としているでしょう。社員は、誰一人として人事制度を待ち望んでいないからです。

そもそも「会社が社員の賃金を上げたいと考えている」とは到底思っていませんし、どちらかというと社員の賃金を上げることは控えたいというイメージがあり、社員が納得できないような人事制度を一方的に説明されるだろうと考えています。

そのため、人事制度をつくるときには必ず社員から人事制度を構築するにあたっての要望を聞かなければなりません。アンケートなどの匿名化にすることで、社員からさまざまな要望が出てくると思います。その要望に応えながら人事制度を構築していくことで「この人事制度は社員のためにつくられたものである」と社員に実感してもらうことが人事制度導入の第一歩です。

現在の成長塾では、社員を評価するための「成長シート」をつくってもらうことからはじまります。そして成長シートをつくった段階で、併せて「賃上げ」や「賞与」に関する予定表も社員に発表してもらいます。

成長シートをつくって運用することは、社員にとって「また何か新しいことに取り組まなければならない」という少し重たい気持ちが強くなります。しかし、その取り組む内容が自分たちの賃金を上げるためであると分かれば、この人事制度に反対する社員は1人もいなくなるでしょう。

特に自社の賃上げ率は何%になるかについては、大手企業でも1年前の時点で発表することはできないものです。大手企業で賃上げするときには労働組合との話し合いが必要ですが、労働組合がない中小企業では、実際に会社の業績と社員の成長によって賃上げや賞与がいくらになるのか、1年前の時点で説明することができます。これは大手企業との差別化と言えるでしょう。

これからの採用の場面では、かつてないほど人材確保の競争が始まります。これは企業規模が全く関係ない時代になったともいえます。中小企業は大手企業とは違う独自性を示し、優位性を採用の時点で説明できるようにしなければなりません。採用の時点で、会社の業績がどのように賃金に影響するのか、向こう40年間を説明することができるでしょう。

賞与についてもどのようなときにどれだけ増えるのか、この人事制度があれば今年含めて40年先までどうなるか説明できるようになります。

これから採用する社員に対して、そして在職中の社員に対しても、今後の昇給・賞与の決め方を中・長期的に前もって発表できる会社であると大いにアピールすることが必要になったといえます。

これからますます厳しくなる採用の現場では、まずは大手企業に打ち勝つことができるような独自性を明確に示して競争力を高めることが必要になりました。

中小企業だから採用できないと諦めるのではなく、採用するための仕組みをつくって、中小企業ならではの魅力を伝えなければなりません。その魅力をつくることができるのが成長塾です。

この成長塾では大手企業と差別化できる独自の処遇の決め方を示すことができるようになります。厳しくなる環境で優位に立ちたい。そのための人事制度をつくりたい方は成長塾にお申し込みください。

(現在受付中の成長塾はございません。受付を開始次第メールマガジン等でご案内いたしますので、事前に下記フォームからご登録ください)

●コラムの更新をお知らせします!
コラムはいかがでしたか? 下記よりメールアドレスをご登録いただくと、更新時にご案内をお届けします(解除は随時可能です)。ぜひ、ご登録ください。

			


  ※ 成長塾についてはこちら

  ※ 資料請求はこちら

  ※ 松本順市の書籍はこちら


PAGE TOP




MENU

CONTACT
HOME