第247話 賃上げ率の書かれていない経営目標は役に立たない
2025-02-26
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経営計画書をお持ちの会社は多いでしょう。その経営計画書をお持ちの会社の経営者から、「この経営計画書に書いてある経営目標を実現できたら賃上げ率は何%になりますか」と相談を受けます。
もし自社の社員から「自社の賃上げ率は何パーセントですか?」と、経営計画書の中身を見ながら質問されたら何とお答えになるでしょうか。この質問に明確に答えることができないとすれば、残念ですが、この経営計画書は社員の賃金を上げることには全く関係ないものだと社員は判断します。
実際に「経営計画書の目標には真面目に取り組みません」という社員はいないでしょうが、賃上げ率を一緒に発表しなければ、社員は「この経営目標の実現は会社のためであり、社員のためではない」と理解します。
しかし、一方では嬉しい報告もあります。経営計画書と一緒に賃上げ率を発表したら、全ての社員が異口同音に「みんなでこの経営計画書を活用して経営目標を実現し、お客様に喜んでもらいながら、この賃上げ率を受け取れるように取り組みましょう!」と言ってくれたそうです。
たった1人の社員の言葉ではありません。2人でもありません。全社員がそのように発言をしてくれたのです。
もともと経営計画書は何のためにつくるのでしょうか? 当然、会社の成長・発展を願ってつくることは間違いないでしょう。そしてそれは私たちがお客様のお役に立つためであることも、間違いないでしょう。
では、そこに「社員の処遇の改善」は入っていたでしょうか? 経営者の頭の中にあったことは間違いないでしょう。しかし、今後はそれを経営目標として社員に示すことが必要になったのです。賃上げ率を発表した会社から、社員の成長は飛躍的になったという報告をたくさん受けています。
もし、現在経営計画書をお持ちでありながら、それを実現したときに賃上げ率は何パーセントにして良いのか分からないという方がいらっしゃいましたら、ぜひ成長塾にお越しください。
この高賃上げは最低でも10年間は続くことは必至です。今年だけの問題ではありません。来年も再来年も同じような問題が起きます。1日も早く、社員がこの経営目標を実現することによって高い賃上げ率になることを理解し、その目標の実現に邁進するような組織にしていただきたいです。
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