第220話 賃上げ率は分からない。しかし、○○は知りたい

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第220話 賃上げ率は分からない。しかし、○○は知りたい

2024-08-07

今、社員の間では「賃上げ」が話題です。この実態を多くの経営者は知らないかもしれません。世の中には賃上げ率を5%以上上げた会社があるように、社員は連日賃上げ率の情報を受け取っています。社員からすれば、この賃上げに関心がないわけはありません。

しかし、この賃上げ率は会社全体の平均であり、一人一人の金額ではないことは重々承知でしょう。社員が本当に知りたいのは、自分の賃上げの金額です。

賃上げの内訳は「昇給」と「ベースアップ」の合計です。おおむね大手企業の賃上げ率は、ベースアップ分も含まれて発表されています。そうした中で、中小企業は消費者物価指数に合わせてベースアップをするのはとても厳しい状況といえるでしょう。

しかし、物価高の時代に賃上げができなければ、社員の実質賃金は減ることになります。物価が上がっても社員の生活が厳しくならないようにするためには、賃金を増やす必要があるのです。

賃上げはもちろん会社の業績が良いことが大前提でしょう。ここで問題になるのは、会社の業績がよく、そして社員が成長したときに賃上げできる金額はいくらになるかです。これを前もって社員に説明しなければならない時代になりました。

業績さえよければ、そして社員が成長していれば、賃上げしたい。これは多くの経営者が持っている想いでしょう。しかし、その想いが社員に伝わることはありません。

そこで、これまで実際に経営者が行ってきた賃上げ(昇給)を振り返り、それらを全て仕組みに落とし込むことで、社員にその想いを100%伝えることができます。
これまで会社の経営目標が実現できたとき、さらには会社が掲げた経営目標以上に業績が良かったとき、または会社の業績が厳しいとき、それぞれ賃上げ額は違っていたでしょう。つまり、会社の業績によって賃上げ額は変わってきたのです。

このことを明らかにすると、過去の賃上げ額の根拠が明確になります。この情報を基にして仕組みをつくるのです。そしてつくったノーリスクの仕組み上で、今期の経営目標が実現できたとき(A)、さらに経営目標を上回ったとき(B)、そして下回ったとき(C)、最後にあなたの成長(D)に合わせて、賃上げ額がそれぞれいくらになるかを事前に説明します。
賃上げ額=(D)×(A)か(B)か(C)

この賃上げを決める仕組みを経営目標の発表時点(1年前の時点)で説明することで、今年の自分の賃上げ額を知ることができるようになります。この仕組みを説明された社員は、この会社は業績によって賃上げ額が違うということが分かります。そして、自分の成長の度合いによって金額が違うことがわかれば、他の社員と比べることもありません。

このとき社員が思うことがあります。みんなでお互いに教え合い協力し合って一緒に業績を上げ、みんなで賃上げをしてもらおうという考え方です。仕組みはこのように、社員を成長させることが最も大事です。この仕組みは先送りできません。今すぐつくってください。成長塾でノーリスク(返金保証)でつくれます。

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