第165話 日本で最も確実にお金をかけずすぐに業績を上げる方法
2023-07-04
弊社代表の松本の記事が「PHPオンライン衆知」に掲載されました!
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経営者は常に継続して業績向上に取り組んでいます。
経営計画書の作成や経営戦略の策定、管理者研修への派遣をはじめとした社員教育、マーケティングの改善、新しい商品・サービスの開発、将来を見据えた新規投資。全ては会社の業績向上のために取り組んできたことです。
中でも重要なのは「社員教育」です。社員が育たなければ事業の存続は困難でしょう。しかし、これまでこの社員教育について「効果が継続しない」「効果測定は難しい」「教育投資にお金がかかる」と悩みを持っているのであれば、その問題を全て解決する確実な方法があります。
それが自社内の優秀な社員を可視化し、全社員でその優秀な社員に近づくことで業績を上げる方法です。
全ての会社には組織原則2:6:2があります。優秀な社員が2割、まあまあの社員が6割、これからの社員が2割います。つまり、高い成果を上げている社員が2割、まあまあの成果を上げている社員が6割、成果の低い社員が2割いることになります。
通常、優秀な社員かどうかは社員それぞれの成果の大きさによって判断しているでしょう。そのため、あまり成果が上がっていない社員にはもっともっと成果を上げてもらいたい思いが常にあります。
多くの経営者は「成果が上がっていないのは社員本人に意欲がないからだ」と思われているようです。しかし、社員の意欲の問題よりも、高い成果を上げている社員が何をしているのかが明確になっていないことの方が問題です。これはほとんどの会社で共通しています。
在職している全ての社員は「優秀な社員になりたい」と思っています。そして「優秀な社員だ」と褒めてもらいたいと常に考えています。これはどの社員も例外はありません。
もし、高い成果を上げている社員がなぜ優秀なのかが分かれば、全ての社員は歓喜してその社員の真似をするでしょう。そのため、会社は優秀な社員が何をやっているかを全体に可視化・共有化する必要があるのです。
我が社の優秀な社員は100の成果を上げている、まあまあな社員は50の成果を上げ、これからだという社員は20の成果を上げているとすると、全体の平均は約50です。50の成果を上げている社員の成果が仮に全員100の成果を上げられるようになったとすれば、今の業績が倍になることは間違いありません。
しかも、既に自社には100の成果を上げている社員がいるため、成果を上げる方法は自社の中にあるのです。その成果を上げる方法は、組織原則2:6:2の上の優秀な2割の社員が持っています。そのことを激動の時代である今こそ確認しなければなりません。
前年対比100%を割っている会社でも、この組織原則2:6:2があります。自社の社員がやっていることであれば、他の社員もできないとは言いません。そして成果を上げるやり方を真似して取り組むようになります。この教育には全くお金がかかりません。そしてすぐに成果が上がります。
大変なことはひとつもありません。今すぐ成果を上げている社員のやり方を可視化し、共有化をして、大きな成果を上げられます。
さらに、優秀な社員が他の社員に教える、お互いに教え合うことで組織風土も良くなります。これほど簡単な方法はありません。その結果、業績が向上し、社員は成長に伴って賃金が増えていくことになるでしょう。このことに取り組む絶好の時が今です。
今、自社の優秀な社員が何をしているか、組織的に把握されているでしょうか?
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