第67話「納得できるパートさんの賞与の支給方法」
2019-12-23
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今年4月にスタートした働き方改革によって、雇用形態が違っても、同一労働同一賃金が必要になりました。
たとえば、今まであればパートさんには賞与を支給していない会社は多かったでしょう。ところが2020年からは、パートさんに賞与を支給しないことは問題になります。
今までであれば、パートさんに賞与を支給しないことは、別に大きな問題になることはありませんでした。
しかしパートさんに対しても賞与を支給することが必要になった以上、パートさんにも納得する形で賞与を支給する必要があります。
多くの経営者は勘違いをしていることがあります。それは賞与を支給するのであれば、どのような場合も納得するだろうということです。
1つの賞与支給の例として、すべてのパートさんに一律で支給する方法があるでしょう。
しかしパートさんの成長度合いの違いや雇用条件の違いを考えると、一律支給は納得できる支給の仕方ではないでしょう。
そこでパートさんもどの成長階層(一般・中堅・管理職層)で成長しているのか。そして現在の評価はどうなのかを検討した上で、賞与を支給することが必要になります。
つまりパートさんも正社員と同じように賞与を決める方法を可視化し、パートさんに説明するときがきたのです。
中小企業も2021年から対象となります。
正社員は会社の業績、社員の成長階層、成長等級、総合評価によって成長賞与ポイント表を作成し、今までの経営者の考え方を反映させて賞与を決定します。
同じようにパートさんにもその成長によって、賞与が増えていくことの説明が必要になりました。
ただ、1点違うのはパートさんは、それぞれ雇用条件が異なるということです。それを盛り込んだ形で賞与を決めることができなければなりません。
賞与を支給する際に重要なことは、金額の大きさではありません。
分かりやすく納得できる支給の仕方にすることが、最も重要だと考えてください。
このことを肝に銘じて賞与決定の仕組みを作ってください。
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