第25話「『同一労働・同一賃金』の決め方とは」
2019-02-11
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『同一労働・同一賃金』対策。その対策をどのようにしたらよいのか、経営者は悩んでいます。
同一労働であることを確認するためには、2つのことが必要です。それは、
「どれほどの結果を出しているのか」
「そのプロセスは成果を上げているか」
この2つです。
これは成長シートがあれば簡単に説明できます。成長シートは、4つの構成要素で成り立っています。
1.期待成果 (結果)
2.重要業務 (プロセス)
3.知識・技術(プロセス)
4.勤務態度 (プロセス)
この4つの構成要素で成り立つ成長シートで成長点数を算出し、正社員でも、嘱託社員でも、パートさんでも、同じ点数を取ることができれば、同じ賃金を支給しなければならなくなるでしょう。
ただし、もう1つ条件があります。それは、雇用条件がどうなっているかということです。
例えば、すべての職種に異動できるか。
日本でも海外でも全ての勤務地に赴任できるか。
フルタイムで仕事をしているのか。残業をすることはできるのか。深夜残業はできるのか。
朝早く仕事はできるか。夜遅く仕事はできるか。勤務時間帯に制約はないか。
休みは曜日関係なく会社の指示によって休むことが出来るか。それとも特定の休みたい曜日があるのか。
その他、様々な雇用条件があります。
これらが全て同じであることが確認できた時に、従業員は同じ賃金となります。月給であるか日給であるか時間給であるかは全く関係ありません。
この2つの条件を確認しながら、『同一労働・同一賃金』の対応をしなければなりません。
一般的に『同一労働・同一賃金』は同じ働きであれば同じ賃金であると考えられていますが、そもそも、同一労働か否か評価できない会社が多いというのが現状でしょう。
そのために、あらゆる雇用形態の従業員、執行役員、正社員、嘱託社員、パート・アルバイトさん、様々な従業員の会社統一の評価の仕組み、成長の確認の仕組みを今回、急遽導入することが必要になりました。
そしてそれぞれの雇用条件も同時に明らかにすることを、今すぐ始めてもらいたいと思います。
それによってこの『同一労働・同一賃金』対策は、意外と簡単にできます。
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